阪急淡路駅西側を出てすぐにある淡路本町商店街は、長年、地元の住民に親しまれている人通りの絶えない活気のある商店街だ。終戦後、商店街がいち早く活気をおび、映画館やパチンコ店が次々とオープンして、暗く沈んだ人々に、再び笑顔を取り戻させた「人情豊かな庶民の街」であった。また、商店街主催の歌謡コンクールや盆踊りが行われ、駅前の空地に周囲に板を張り巡らせただけの簡素な青空劇場「淡路座」は毎日大入満員の大盛況だったという。東京オリンピックが開催された年には、淡路本町商店街振興組合が誕生して昭和50年に近代的な電動アーケードが完成し、ますます商店街は活況を見せた。









駅から近くメイン通りから少し横道に逸れた立地のおかげか「最初の頃はロマンポルノにも多くの人が来てくれましたが、昭和60年代になる頃にはお客さんが入らなくなり、このまま続けてもしょうがない。という事になって。ちょうど日活からも撤退しますと言われたので、ここらで考えを変えようか…ということで東映作品をやるようになったんです」しばらく『淡路東宝』と2館体制で進んでいたが二年前に常設館としての興行を止めて貸館専門となる。勿論、上映設備は残っているのでフィルムとDVDならば自主上映も可能だ。ワンスロープ式の場内は広く、この規模で自主上映が出来るのであれば申し分ない広さだ。また、コチラでは、出張上映も行っており、昔は役所関係が多かったが、今は婦人会や民族博物館といった団体がメインで結構ニーズは多いという。

そんな商店街の中腹に位置する『淡路東宝』から駅に向かって徒歩2〜3分の場所にある『淡路東宝2』は、現在は貸館となっており、地元の方々の集まりや映画の自主上映会などに使用されている。スクリーンの前にはステージがあるため、松竹芸能が主催の"淡路東宝歌謡劇場"と称する複数の所属タレントによる演歌まつりが不定期に行われたり、市民による本格的なカラオケ大会やライブなど用途は幅広い。「最近の映画館は舞台が無いから、こうしたライブ的な使い方が出来るのは重宝がられているようです」設立時の昭和40年代は、"ニュー東宝"という館名で、日活ロマンポルノ専門の成人映画館だったが、ロマンポルノも下火になり日活が正式に製作を止めた昭和60年代に『淡路東宝2』という館名となり、東映作品を主に上映するようになる。






【座席】 126席 【音響】 SR ※2017年5月31日をもちまして閉館いたしました。

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