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| コチラのヒット作としては他にも“undo/打ち上げ花火”などの岩井俊二監督作品や、沖縄を舞台にした“ナビィの恋”など日本映画の傾向と時代背景がラインアップを見るだけでも良く知ることができる。そして最近、大きく話題となったのが青山真治監督作品“ユリイカ”の上映だろう。入場料金を2500円という設定を行い様々な所で物議を醸し出したのは記憶に新しい。「色々な方面から問い合わせが殺到しましたが、あくまで劇場のスタンスとして本作に関してはその価格に見合った価値があると判断したんです。私も含めてスタッフ全員、それだけの価値があると自信を持っています。」と断言する高原氏…当時その価格であるにも関わらず連日多くのお客様が詰めかけたという事実がその言葉を裏付けているのではないだろうか。 『テアトル新宿』のウリのひとつに多彩なイベントを挙げることが出来るだろう。「日本一イベントの多い映画館」にしたいという劇場の目標がある程だ。ファンの中にはイベントを必ずチェックして訪れる方も少なくない。イベントと言っても出演者や監督などの舞台挨拶からオールナイトでのライブ演奏があったりと充実している内容となっている。“ナビィの恋”の時は沖縄民謡のライブを行ったりと映画を立体的に演出しているのがコチラの特長だ。「手の込んだイベントとなりますとリハーサルを別の日にオールナイトで何回も行ったり、出演者の方と入念に打ち合わせを行ったりしているんですけど、毎日徹夜続き…なんて事はしょっちゅうですよ。」それでもイベントを楽しみに何日も前から徹夜で並んでいるお客様もいたりしてスタッフと顔見知りになり話しをするようになったりという光景も生まれるそうだ。イベントに来られるお客様と同様にコチラの客層としては完全に劇場ファンのリピーターが中心というのが大きな特徴だ。『テアトル新宿』でやっている作品ということでチェックされている方も多く、中には劇場の売店で売られている前売り券をひと通り全て購入していくお客様もいるとか…。「そういったお客様が劇場に定着して、劇場を支えてくれているんです。」まさに劇場とお客様の信頼関係が成立している事を伺い知ることが出来る。 |
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また、男性客が多いというのもミニシアターとしては珍しく、中でも年輩の方が多いというのもコチラの劇場ならでは。またアンケートにしても「こんなイベントをやって欲しい」とか「こんな特集をやって欲しい」などと、かなり細かく書いているらしく、ここまで来ると作品のファンというよりも劇場のファンと言っても良いだろう。 ロビーは落ちついたトーンの色調で統一されておりカウンターバーではアルコールや軽食なども販売され勿論、場内での飲食も自由となっている。隣接するショップでは現在公開中のパンフレットだけではなく関連した書籍や過去のパンフレットのバックナンバーまでも取り揃えられており、気に入った作品のグッズを一気に集めることが可能だ。場内は昨年の秋に音響をリニューアルしたばかりで今まで以上に臨場感溢れるサウンドを満喫できる。上映システムも35mm、16mmから作品によってはビデオプロジェクターによる上映も可能だ。「今の新宿はユースカルチャーが渋谷に移行していますよね。それは映画館にとっては厳しい部分だったりするんですけど…逆に何か新しい事やムチャクチャな事を自由に出来るチャンスでもあると思っています。」映画館の常識や枠に囚われない新しい劇場をファンは『テアトル新宿』に期待している。(取材:2002年4月)
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【座席】218席 【音響】DS・SR・SRD・DTS 【住所】東京都新宿区新宿3-14-20 新宿テアトルビル B1 【電話】03(3352)1846
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