毎年600万人もの観光客が訪れる長野市の北に位置する善光寺。善光寺の門前町である権堂町は、善光寺参りの精進落としの花街として栄え、現在も長野県内随一の繁華街として賑わっている。権堂町を東西に貫く商店街・権堂アーケードの周辺には、数多くの映画館や小劇場が軒を連ねる程、娯楽の中心地であった。現在も数は減ったとは言え、“映画を観るなら権堂で…”という昔ながらのファンも多い。
長野電鉄・権堂駅に直結するイトーヨーカドーの5階に一番、後発となるミニシアター『シネマポイント』が平成10年にオープンした。実はコチラの映画館は、同じフロアで営業している“純喫茶ブラジル”が経営している珍しい劇場だ。場内は、狭いながらも当初の設計の段階から劇場等の多目的スペースが入る事を想定していたために、ゆとりのある空間が実現している。








特に映画館専有のロビーは設けていないが、ゲームセンターなどの遊戯空間となっている5階には広々とした空間がある。券売機でチケットを購入して小さな売店と併設の受付から入場すると、そこはもう場内。ワンスロープの横に長いミニシアターは正にプライベート空間といった感じの落ち着いたスペースだ。ワインレッドのカーペットとシートが高級感を漂わせる。二つの劇場で映写を兼務されている“千石劇場”の副支配人・須賀諭氏は、上映が終わるタイミングに合わせて劇場を自転車で移動している。「雨の日が一番困りますね」と笑う須賀氏だが、どんなに時間が無くても音響の調整には細心の注意を払っている。「やはり劇場によっても、最適な音というのは微妙に異なりますから、気を遣いますね」と語る。(2009年10月取材)

実は“純喫茶ブラジル”と、石堂町にある映画館“千石劇場”は、親族で経営しているため、作品の手配や映写等は“千石劇場”のスタッフが全面的にバックアップされている。作品としては、やはり量販店の中にある映画館だけにファミリー向けの作品が主流となっており、子供を連れて買い物に来たお母さんが、ちょっとだけ子供を預けて買い物をする姿が目立っている。勿論、あまり小さすぎるお子さんを預けられるのはお断りしているが、1時間半の上映時間をゆっくりと買い物が出来るとお母さんたちには好評だという。また、権堂町周辺には在日韓国人の方が経営している飲食店が多いため韓国映画が根強い人気を誇っている。勿論、買い物に来た主婦層も人気の一役を買っているのは言うまでもないだろう。






【座席】 80席 【音響】SRD
【割引】 レディースデー(金曜日)1,000円/メンズデー(火曜日)1,000円/ペアサービスデー(月曜日)2,000円
     レイトショー(土曜)1,300円/リピーター割引(半券提示)1,300円/映画サービスデー(毎月1日)1,000円

【住所】長野県長野市権堂町2201イトーヨーカドー長野店5F 【電話】 026-235-3683


  本ホームページに掲載されている写真・内容の無断転用はお断りいたします。(C)Minatomachi Cinema Street