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客席数350席以上の『伊勢佐木町東映』は東映邦画系の直営館で、最近のヒット作として記憶に新しい『バトルロワイヤル』以上にアニメの動員数が多い程…春・夏休みには東映アニメフェアで多くの子供や家族連れで賑わう。また、古くからこの街に住み親しまれている年輩の方々もブラリと立ち寄る“憩いの場”でもあるのだ。音響・スクリーンの大きさ共に大劇場の風格を持つ『伊勢佐木町東映』に寄り添うようにあるのが客席数37席─日本で7番目に小さい劇場(もっと小さい劇場が6館もあるのだから驚く)『伊勢佐木町東映2』。こちらでは主にアニメのムーヴ・オーバー作品をメインに上映している。たまにロードショウ作品やアニメ以外の作品も上映するものの「どうしても一度フィルムからビデオプロジェクター用にマスターテープを作成し、そこからベータカムに落とすといった工程が入りコストが懸かるため全作品がこちらで上映出来るとは限らないんです。」という。ビデオシアターという余り聞き馴染みのない映写方式に“何だろう?”と興味を持たれる方も多いと思うが、要するに天井に設置してあるソニー製のプロジェクターからビデオ化された映像をスクリーンに投影するわけだ。「今の若い方たちは映画館で上映している映画もビデオだと思っている方もいらっしゃいますから、やはりビデオ世代なんでしょうね。」と語る劇場スタッフの言葉に時代の変化を感じてしまう。アニメの時では平日の最終回ともなると子供向けの作品も観客が少なくなり、中には「まるで劇場を貸し切りで映画鑑賞できるのがウレシイ」と喜ばれているアニメファンのお客様もいらっしゃるという。これも小さな空間だからこそ可能な、プライベート感覚で楽しめる贅沢な映画鑑賞なのだ。![]() |
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何と言っても、まだまだアニメの集客力が強いもののシニア層も多いのがこちらの劇場の特徴だ。平日の昼間にブラリとやって来て映画を観ながら帰りは商店街で買い物をしていく年輩の夫婦やグループで来場されるお客様が多い。『鉄道員ぽっぽや』『長崎ぶらぶら節』等の作品が強いのも伊勢佐木町という街を愛し、昔からこの土地で映画をみ続けている方たちに支えられているからなのだ。久ぶりに『バトルロワイヤル』で若い世代のお客様が多く詰めかけたものの中学生以下は入場制限を付けられたこの作品では数多くの中学生が入場を試みたという。「中には“どうして入れないんだ!”と劇場の前で暴れた中学生もいました。」と社会現象を巻き起こした作品に関わる苦労は絶えない。サービスとして車で来場された方には、駐車場のチケットさえ提示すれば1名に限り300円引きで入場出来る。また作品によっては1作品に対して2日間、“耳の不自由な方”のために字幕付きでの上映も行っている。これは東映独自のサービスの一貫で、こちらの劇場でも約130名ほどの方が登録されており、新作の度にFAXにて上映案内を送信している。 ここ数年で新しい専門店がオープンし変りつつある“伊勢佐木町”。映画を観終った後、昔ながらの味わい深い雰囲気を楽しみながらショッピングする…そんな時間に追われることのない休日の過ごし方も良いものだ。(取材:2001年5月) |
| 【座席】 『伊勢佐木町東映』369席/『伊勢佐木町東映2』37席 【音響】 『伊勢佐木町東映』DS・SR・SRD/『伊勢佐木町東映2』VT 【割引】 レディースデー(水曜日)1,000円 映画サービスデー(毎月1日)1,000円 【URL】http://www1.ocn.ne.jp/~ise-toei/
【住所】 神奈川県横浜市中区伊勢佐木町3-107 【電話】 045(261)3800 |